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2003/9/30
更新
土をこね器を焼く。古民家で過ごす、週末の自由時間
房総・田中さん
築150年の越後の農家を移築
田中克利さん(61歳)の別荘は、新潟県十日町市にあった農家を移築したもの。築後150年はたつ堂々たる家だ。
「これでも元の大きさの7割ほどに縮めたんですよ」というが、リビングから見上げる屋根裏の高さは、ゆうに5mはありそう。黒光りする梁や柱が真っ白な漆喰壁と美しいコントラストを見せる。
田中さんが、この古民家を別荘用に建てることになったそもそもの発端は趣味の陶芸にあった。各地の窯元などを訪ね歩くうちに日本の民家の素晴らしさに魅せられていったのだ。
自然素材だけの心地よさ
「古民家の移築費は、坪(3.3m
2
)単価で70万円から90万円といわれます。それでは無理だからと半ばあきらめていたんです」という田中さんだが、ある日、ドライブがてら訪れた房総で「古民家の家を建てます」という看板を発見。聞けば、古民家の買い付けから解体、輸送、建築の施工まで一貫して行っている工務店で建築費もかなり割安。夢が現実に近づいた瞬間だった。そして1年の歳月を経て完成に。
「手仕事ですから工期は長いですよ。それに、隙間風が入って冬は寒い。しかし、すべて自然素材だから気持ちがいいし、何よりおおらかな空間にいると、本当にくつろぐんです」
周囲の野山にとけ込むかのような古民家で、自然体のリゾートを満喫する田中さんだ。
DATA
所在地/千葉県勝浦市
土地面積/約500m
2
建物面積/約165m
2
+工房約30m
2
完成/2000年8月
元は建物面積330
m
2
ほどあった農家を約230
m
2
にダウンサイジングして移築。このデッキはDIYで増築した。左は妻の昌子さん
太い梁をそのまま残した、屋根裏の寝室。右手にある障子を開けるとLDが見える
来客用の寝室。日本舞踊の名取である妻の舞台衣装を飾り、華やぎを
母屋のわきに工房をつくり、毎週末、東京から来ては陶芸に没頭。気が向けば房総の海に釣りに出かけることも
LDの上部は一部吹抜け。正面に見える梁はケヤキ材。豪農の家らしい立派な材木が使われている。壁はすべて漆喰仕上げだ
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