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2003/10/15更新
将来の田舎暮らしに備えて弓道場付きの別荘を建築
八ヶ岳・大光明さん
ストレス解消に始めた
 大光明直孝さん(56歳)の弓道歴はすでに36年。20歳の頃、会社の弓道部に入り、その後もずっと続けてきたのは、矢が放たれる瞬間の心地よい気分が忘れられないからだった。
さらに続けていくうちに、「弓を引くには8つの動作があるんですが、どれかひとつでも正しく行えないと的には当たらないんですね。だから当たらなかったときには、何が悪いのか振り返って検証するんですが、これは仕事にも人生にも通じるものだと思いました」と奥の深さを実感する。以来、弓道は大光明さんの精神のよりどころともなった。

弓道場をつくるために土地を選び、建物を考えた
 こうした大光明さんが別荘に弓道場をつくりたいというのは当然のことだった。しかし、弓道場をつくるためには、矢を射る位置から的を置く「あづち」まで28mの距離が必要で、建物や隣地境界の制限も加えると一辺が36mの敷地が条件となる。あちこち探して、それをクリアする土地はなんとか見つかったが、次に問題となったのは母屋との関係だった。
「最初は別棟で建てようとしたんです。ところが母屋もできるだけ大きくしたかったものですから、母屋につながった形で建てるしかなかったんですね」
 昨年の夏には、この別荘で会社の弓道部員と合宿をして大いに練習に励み、また楽しんだとか。リタイア後は定住も考えている大光明さんだが、すでになくてはならない場所になっている。


DATA
所在地/山梨県巨摩郡長坂町
土地面積/693m2
建物面積/145.73m2
完成/2001年12月
取材協力/泉郷 TEL 0551-32-6595
矢をつがえて射るまでの8つの基本動作を怠りなく行って、さらに無心になれたときがいちばん的に当たるという。的は28mも先にあるためほとんど豆粒のようだ

的を置く「○」は土を盛った部分。練習の前には水をまいて形を整える
弓道場の内部。ウォーミングアップとして巻きわらに向かって矢を射る
母屋の左に付属している弓道場。母屋からは玄関わきの階段を下りてここに至る
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