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2004/1/30更新
わが別荘は、木とガラスとコンクリートのツリーハウス
軽井沢・増田さん
イメージしたのは鬼太郎の家
 増田さんが、塩沢湖近くの別荘地に土地を購入したのは98年の夏。以前から別荘の設計は、自宅と同じ建築家に依頼しようと決めていた。増田さんが別荘にイメージしたのは、ゲゲゲの鬼太郎の家。いわゆるツリーハウスのような建物だ。
 そのアイデアを実現するために採用されたのが、主な居室はすべて2階に配し、1階は水まわりを含む最小限のスペースで構成するというプラン。これならキノコ状のフォルムにならざるを得ない。ただし、柱なしで2階の張り出しを支えなければならないため、1階はRC造を採用した。1階の耐力壁は卍型に配置され、10.8m四方もある大きくて分厚い2階スラブ(床)を支えている。さらに2階スラブは、張り出し部分の荷重に耐えるよう、中にピアノ線を入れ中心に引っ張るようにして補強した。こうしてつくられた2階スラブの上に、木造在来工法の居室空間が載っているというわけだ。

全面開放で思いきり風が通り抜ける
 「自宅もそうなんですけど、風が思いきり通り抜けていくような家が好きなんです。だから、できるだけ開放的にとも注文しました」
 開口部の建具はすべて床から天井までの高さとし、ほとんどが壁に収納できるようになっているため、開け放つと何の障害物もなく風が抜けていく。また、外部の景色がそのまま目に飛び込んできて、視覚的にも自然との一体感は申し分ない。これは浴室も同様で、全面開放して入浴すればまさに露天風呂気分。
 「建築家に依頼する場合は、必要なことだけ伝えたら、あとはお任せすることですね。それがコツ」と増田さんだ。

≪DATA≫
所在地/長野県北佐久郡軽井沢町
敷地面積/554.14m2
建物面積/153.47m2
工法/1階RC造 2階木造在来工法
着工/00年7月
完成/01年5月
建築費/約3000万円
設計/尾関建築設計事務所
(TEL) 03-5430-0641
(HP) http://www.01.246.ne.jp/~ozeki/
施工/第一建設
(TEL) 0267-45-5414
2階のリビングの開口部は、建具が壁の中にすべて収納されてしまうので、開け放つと全く障害物がなく、バルコニーも外部の林も一体の空間になる

白い室内と対照的な黒を使ったバルコニー。かなりのスペースがとられている 1階のエントランスホール。このまわりに水まわりを集中させた つくりながら食事が楽しめるようにアイランド型のキッチンにした 回廊のような北西側のバルコニー。増田さんの自宅は埼玉県幸手市。月2回は別荘を利用している
二間続きの和室。大勢で来ても大丈夫なようにと考えたが、ごろ寝が日常だった 1階より2階が相当に張り出している。これが増田さん希望の鬼太郎の家 「2階を生活空間にしたのは、湿気対策もあります」と建築家の尾関さん インテリアは白が基調。建具は白の空間を引き締めるよう黒が用いられた。薪ストーブは自宅で使っていたもの
露天風呂状態の浴室。パーティーのときにはデッキの人と話しながら入ることも

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