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2004/11/15更新

3匹の愛犬たちと、とことん自然に暮らす山の週末

八ヶ岳・下井さん

地場産材の別荘は、自然エネルギーを利用
 甲斐大泉駅から八ヶ岳方面に上っていくと、庭先に不思議なパネルを設置した建物が見えてくる。下井太平さん(58歳)、佑宜子さん夫妻のセカンドハウスだ。東京で設計事務所と環境計量士事務所を経営する夫妻にとってここは、「仕事を持ってこもることのできる工房であり、仕事からの逃げ場でもあるんです」(佑宜子さん)。一級建築士である佑宜子さんが設計した建物で、太陽電池や風車、太陽熱利用の床暖房など自然エネルギーを活用している。気になるパネルは太陽電池パネルというわけだ。使用している木材はすべて山梨、長野の地場産材。無垢材で、塗装はいっさいしていないスッピンの家だ。

犬たちと過ごす至福の時間
 そんな快適な空間の主役が、アラスカンマラミュートの血を引く母犬イチ(12歳)とその娘のクーとカウ(ともに7歳)。こちらに来るときは必ず一緒だという。
 「犬を自然のなかで遊ばせてやりたくて、疲れた体にむち打って来ることもあるんですよ(笑)。でも結局、それが私たちのリフレッシュにつながるんですけどね」と太平さん。居間の外側に犬用のデッキを設け、いつでもお互いの姿を確認できるようにしている。朝夕ゆっくり散歩を楽しみ、天気が良ければ草原に連れていって、思い切り走らせてやることもある。東京ではとても無理な自由時間、全身で喜びを表す犬たちを見ていると「こちらも、同じようにうれしくなります」という下井さん夫妻。八ヶ岳で自然に帰る時がいまやふたりにとっての「至福の時」のようだ。

≪DATA≫
所在地/山梨県北巨摩郡大泉村
土地面積/505m2
建物面積/165m2
設計/環境設計
(上)犬たちのために設けたデッキの広さは10坪(33m2)ほど。建物の南側、栗の木陰にあり、夏涼しく冬暖かいし、道行く人の観察もできる
(下)デッキには一応サクはあるが、その気になれば飛び越えられる高さ。「でも、勝手に出て行ったりしませんね」と佑宜子さん

玄関近くには囲炉裏の間があり、上部は吹抜け。寒冷地だが、OMソーラーシステムを採用しているので、真冬でも暖房いらずだ 備長炭使用の囲炉裏は、暖をとるためより団らんの場として利用している。ここで飲む地酒は最高だとか 太平さんは防音システムなどを手がける環境設計士。佑宜子さんは建築家で、テレビでもおなじみの造園家・柳生真吾さんの家も設計した 手前が太陽電池パネル。風車はモンゴル製で、灯籠や庭園灯の電源になっている


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