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2004/12/15更新

「木」の質感にこだわった、子どもと過ごす森の家 

蓼科・中山さん

傾斜地の木々のなかに溶け込むように、中山さんの別荘は建っている
 「この家を計画したのは、結婚して10年たって子どもがいなかったし、自分たちの家を建てたくても転勤族だから。それで週末住宅をと思ったのです」と 夫の民好さん。
 ご夫妻がこだわったのは、木と自然材を使い、光、風、空を身近に感じられるローコストな家ということだった。そこで、自分たちの夢を実現してくれそうな、蓼科の自然を熟知した建築家をインターネットで探したのだそうだ。
 さまざまな希望条件を建築家に伝え、提案されたプランは斜面に延びたデッキが特徴的な家だった。「最初のプランがすごく気に入ったのです。それがほと んど今のかたちのものだったんですよ」とは妻の麻衣子さん。

ローコスト化と省エネを図るための工夫があちらこちらに
 1階約50m2・ロフト約30m2。浴室・トイレを除き間仕切り壁も扉もない、ほぼワンルームの空間になっている。これは、ローコスト化と省エネを図るため。冬は土間の薪ストーブが家全体を暖めてくれる。天窓から光が降り注ぐ、木をふんだんに使った室内。リビングは斜面に向かい大きな窓を設け、その先のウッドデッキにはあえて手すりをつけず、自然との一体感が図られている。
 家が完成した後、実はご夫妻にとってうれしい誤算があった。子どもが生まれたのだ。
 「扉も手すりもないので、子どもに危険な部分はガードを工夫しています。でも、もう少し成長すれば、自然に囲まれた遊具感覚で過ごせる楽しい家になってくれそうです。

≪DATA≫
所在地/長野県茅野市
敷地面積/1352m2
建物面積/79.7m2
建築費/1500万円
工法/木造在来工法
着工/2001年6月
完成/2001年11月
設計監理/林建築設計室(長野県松本市)
TEL 0263-85-2117
http://www.h-a.jp
木の素材感に満ちた室内。壁はご夫妻と友人で珪藻土を塗ったそうだ

必要のないものを徹底的に省きローコスト化 手すりがないデッキは、自然との一体感が強い キッチンも木の素材感であふれている 家までのアプローチは、ご夫妻と友人で枕木を敷いた階段になっている


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