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2005/10/31更新

人も犬も自由に遊ぶどこまでも開放的な空間

那須・三浦さん

内と外、部屋と部屋の境界を消す
 2頭のオールド・イングリッシュ・シープドッグとともに、休日を楽しく過ごせる明るく開放的な空間。それが三浦さん家族が望んだ別荘のイメージだった。だからなのだろう、三浦邸は内と外の境界が非常に希薄だ。ポーチに立つと室内はおろか南にあるデッキ、芝生の庭までがガラスを透かして見えてしまう。玄関としての緩衝空間もないから、屋内に入れば直にLDK。しかも、奥に目をやれば寝室まで見通せる。大型犬が自由にどこまでも動き回れる開放的な別荘なのだ。
 「いろりの間は折り戸、寝室は引き戸を閉めることができますけど寝るときだけですね。いつも開けたままにしています」と三浦さん。

生活機能は極力見えないように
 ここまで開放的にすると、生活に必要な機能は極力凝縮するか、目の届かないところに置いたほうが望ましい。たとえばキッチン。空間に露出するレンジフードを避けるため、コンロは電気ヒーターにし、下引きの換気扇にした。冷蔵庫も見せたくないので、業務用の背の低いものを天板の下に入れた。収納もあちこちに散逸していては雰囲気を壊すから、LDKの上部に大きな天袋をとって2階の寝室から寝具などを入れるようにした。
 庭を芝生のドッグランにしたくて、夫妻自らチェーンソーで木の伐採をしたという三浦さん。そのかいあって、2頭の愛犬は那須にやってくる日を心待ちにしているという。
南のデッキ側は天井までの大きな開口部。室内はLDKからその向こうのいろりの間、さらに奥の寝室まで見通せる

≪DATA≫
所在地/栃木県那須郡那須町
敷地面積/約916m2
建物面積/約99m2
工法/木造在来工法
着工/2002年5月
完成/2002年9月
設計/小田宗治(小田宗治建築設計事務所)
048-851-6057 http://oda-archi.com/

手前のジャグジーは二女の美保子さん(左)の提案だった。美保子さんが中心になって、家族の意見をまとめたという。右は長女の夕希子さん 2階の寝室はロールスクリーンで視線を遮ることもできるが、ふだんはそのまま。スペースがあるので友人たちもラクに泊まることができる ストーブのある床は焦げ茶、手前の床は白、天袋の部分(キッチンの天井部分)も焦げ茶で、焦げ茶は白を包み込むように配されている このエリアには、屋根は三角形状で焦げ茶色という規制があった。その規制を逆手にとってダイナミックな色彩計画とした

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