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2006/2/28更新

海にせり出したプールサイドの露天風呂

伊豆・M邸

遊び場はどこも相模湾が一望
 別荘はどこでも大なり小なり遊び感覚があるものだが、「とことん遊べる場にしたかった」というのは、伊豆高原の高台に別荘を建てたばかりのMさんだ。その言葉どおり、海に向かい宙に浮かぶように建てられた別荘に入ると、まず、愛してやまないバイクの格納と修理などができるガレージがある。ここが「一日いても飽きない」という、Mさんにとっての第一の遊び場。下階に下りると長さ6m×幅2mのプール、その隣が天然温泉が引かれた露天風呂となっている。ガレージもプールも風呂も、さらにその奥のシャワールームまでも相模湾が一望。大島が望め、眼下を鳥が飛んでゆくという絶景だ。

浴槽はジャクソンの優美なオーバル型
 プールから階段3段分ほど高くなった風呂は、しっとりとした黒い肌の玄昌石張り。ほぼ正方形のその空間の対角線上に真っ白な浴槽が埋め込まれている。ジャクソンの、やや小ぶりでシンプルなデザインのバスタブだ。プールや浴室床などのシャープなラインの中にあって、オーバル型の曲線が美しい対比を見せている。女性が使う場合を考慮して目隠しの格子があるが、可動式なので海の眺めを妨げないように移動することもできる。
 ここに身を浸せば視線の先には海があるだけ。起きぬけに朝日に輝く海を眺めながら湯に浸かるのが別荘での習慣だというMさん。「とことん遊べる」がテーマのこの別荘はまた、とことん心地よい空間でもある。
可動式目隠しの格子はツガ材。シャワールームと風呂との間は海風対策のため強化ガラスを採用している。シャワー水洗はアガペ社製

≪DATA≫

所在地/静岡県伊東市
土地面積/567.87m2
建物面積/113.97m2
工法/RC造
着工/2004年7月 完成/2005年1月
設計/杉原公嗣(杉原建築デザイン事務所)
TEL/045-776-1116 http://coo.eco.to/
撮影/田辺陽一(スタジオアルフィー)


「犬とぷかぷか浮いていたい」と計画したプール。上部はグレーチング張りで、2階からの光が差し込む。奥が風呂、その奥が寝室だ 伊豆高原駅から車で10分ほどの高台。すべての空間が海に向けられ、リビングの正面も相模湾の大パノラマだ。海からの強風に備えて強化ガラスを採用している 道路に接しているのは2階。右の空間がバイクのためのガレージで、ここも海一望だ 浴室床は30cm角の玄昌石張り。真っ白な浴槽との対比が美しい

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