| 柱を四隅からはずして視界を得る
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海に近い別荘地だからといって、海の眺望だけに特化するのはもったいない。背後に迫る山の緑も視界に取り入れてしまおうと、建てられたのがこの勝浦にあるMさんの別荘だ。ご覧のように2階は4方向すべてに連続した開口部が設けられ、普通の建て方ならば柱でふさがれる四隅さえ視界を遮るものがない。
「RC造の1階に細い柱でも耐えられる鉄骨造の2階をのせ、柱を四隅からはずすことでこの視界を得ることができました」と建築家の都留理子さん。 |
| 計算された開口部の高さと比率
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配慮したのは、海側の開放できる窓のプロポーションと山側のフィクス窓の高さだった。海側の窓は床面から開けてしまうと水平線の位置が高くなり、空の比率が小さくなり、地面が目立って視界はうっとうしく感じられる。そこで床から45cmの高さまでをふさぎ、空の比率を上げた。いっぽう山側は、たとえ隣地に建物が建っても、外からの視線が気にならない130cmの高さに下端を合わせた。イスに座った位置からは山の緑と空しか見えない。
2階に人の集うパブリックスペースを配したため、本来なら浴室は寝室のある1階の方が使い勝手もいいし、設計も容易だろう。しかし、海を眺めながらの入浴はMさんのたっての希望だった。ここでも浴室や洗面所の壁の天井に近い部分をガラスにすることで、外への視界を確保した。あくまでも360度の眺望である。 |
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| 浴室・洗面所の壁(正面)の上部をガラスにして、ここでも外への視界を確保。床の一部はFRPのグレーチングにして1階とのつながりを確保した |
| ≪DATA≫ |
所在地/千葉県勝浦市
敷地面積/491.25m2 延床面積/130.74m2
構造/1F RC造 2F S造
プロデュース/大島 滋(ミサワホームイング東京) TEL:03-5344-7525
設計/都留理子(都留理子建築設計スタジオ)
TEL:050-7506-7804 http://www.ricot.com |
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