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2007/5/15更新

自然に囲まれたログハウスは、都市よりも食事が進む

八ヶ岳・Tさん

別荘は非日常の空間
 「別荘は別世界。日常とは完全に分けて考えているんです。だからログハウスも東京の自宅のように、きっちり掃除する必要もない。せっかく自然の中に来たんだから、わざわざ都会と同じような暮らしをするのは違うと思う」
  そう別荘観について話すのは自動車評論家のTさん。だから逆に別荘では、ふだんは絶対にしないことをする。そのひとつが料理である。
「極端な話、調理方法は焼く、煮る、蒸す、炒める、揚げるの5つしかない。すべて水分をいかに抜くか、ということなんです。それをうまくやるのが料理。基本はシンプルなものですよ」
キッチンのそばにはデッキへとつながるドアが。天気のいい日は外で食事をとることも多い

アウトドアの場で料理の腕を磨く
【左】ログハウスのキッチンは2m前後が一般的だが、Tさんのキッチンは端から端まで約3m70cm 【右】本日のメニューは鶏肉のロースト・カナディアン風、唐辛子とマトンの炒め物など
 料理の腕を磨いたのはアウトドアの場。若いころカウボーイとして牧場で働いていたことや、キャンプに凝っていたことが影響している。
 「キャンプではいろいろな料理をつくったけど、バーベキューとカレーの2つは絶対にやらなかったな(笑)。当たり前すぎて面白くないからね。鍋ひとつでどこまでできるか考えていました」
 ちなみに別荘をログハウスにしたのも、慣れ親しんだアウトドアライフに近い感覚を好んだため。ただし、おいしい料理のためにキッチンはスペシャルオーダー。
 「大型ビルトインタイプのオーブンと電子レンジは、ログハウスでは少ないでしょう。作業をしやすいように、キッチンの高さもオーブンに合わせて水平にし、オーブンとシンクの間の幅も広くしました」
  さて、できあがった本日のランチがテーブルに並んだ。Tさん夫妻の箸は、楽しい会話とともに、快調に進む。
 「ここへ来ると、よく眠れるし、食事もおいしく感じられる。やっぱり人間はコンクリートの都市や建物より、木や緑に囲まれた暮らしのほうが自然なのかもしれません」
【上】ログハウスのそばにはハーブを育てている。ちょっと料理にアクセントがほしくなったらサッと摘んで香りつけ 【下】 トウモロコシなどを蒸すときは鍋に小石を敷きつめて……。 Tさんは若いころから自然に親しんでいた経験があるため、ログハウスには愛着があった。

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