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別荘のチェックポイント(2)

建物の上から下まで、ここをチェック

積雪地の屋根勾配は40度以上、海型別荘地は緩勾配に

基礎や土台のチェックが終わったら、今度は屋根の上を見てみましょう。第一のポイントは雨もりの心配がないかどうか。屋根の下地に防水シートがないと雨もりが起きるのは時間の問題。特に積雪地では注意が必要です。

次に屋根勾配。積雪地では雪が落ちやすいように勾配はきつく、できれば40度以上が望ましいとされています。屋根材としては滑りやすい亜鉛鉄板がベター。逆に台風の影響がある海沿いのエリアでは、風圧を受けないように緩い勾配が向いています。屋根材は、鉄板は錆びやすいのでカラーベストやアスファルト・シングル葺きがいいようです。

また、雨垂れが壁や窓に直接かからないように雨樋は不可欠ですが、山間部の別荘ではつけないほうが賢明。枯れ葉や枝が雨樋にたまったり、積雪の重みで破損するおそれがあるからです。その代わり雨や雪が外壁にかからないように、できるだけ軒や庇を深く取ること。60cm程度はほしいところです。屋根裏の湿気対策として、小屋裏換気孔があるかどうかもチェックしましょう。

雰囲気重視なら板張り外壁。でも維持の手間はかかる

住宅の外壁ではサイディングや吹き付け仕上げが一般的。都市部では防火対策のため家の外側に燃えやすい木が使えないからです。それに比べてリゾートは自由。好みで選べます。ログハウスは木そのものですし、在来工法や2×4工法でも自然の風合いが感じられる板張り壁も少なくありません。

ハンドカットの極太ログの場合、風合いを損なわないようにあまり塗装をしないほうがいいといわれています。汚れたら洗浄すればいいからです。浸透性が高く色の出ない塗料を使っているケースも珍しくありません。建売別荘に多いマシンカットのログハウスでは、防腐剤と色づけを兼ねて油性ペイントを施しているケースが多いようです。ログ以外の板張り壁も同様。こうした木の壁は、何年かに一度塗装の塗り直しが必要になります。雨風の影響などによって年数はまちまちですが、傷みが速いところでは3〜4年に1度のペースになることもあるようです。周辺にある既存の建物がどうなっているか、販売担当者に確認しましょう。メンテナンスを怠ると、キツツキが穴を開けたり、その穴にネズミが巣を作ったりします。メンテナンスの手間を省きたいなら、一般住宅と同じようなサイディングのタイプを選ぶといいでしょう。

建物まわりの「犬走り」も確認

季節外れに高原を訪れると、雨戸を閉め切った古い別荘が残っていることがあります。昔の工法では、木製窓の防水性が悪いため、長期間留守にするときは雨戸は不可欠でしたが、サッシが普及した今では、防水に気を使う必要はありません。外観デザインから見て雨戸がそぐわないという面もあって、設置されているケースはまれです。防犯面で心配な人はオプションでつけてもらうようになります。

建物の外回りで、意外に気づきにくい点は「犬走り」の有無。これは建物の周囲、50cm前後の幅で帯状に砂利などを敷いた部分のこと。大雨が降ったときに土砂が流れ出てしまうことを防いだり、泥の跳ね返りの防止、設備の保守点検などの際に歩きやすいなど、いろいろな役割があります。また土台に雨がかからないように、外壁の基礎に接する部分に水切りプレートがついているかどうかも大切な要素。こうした細かい配慮をしている建物は他の面でも優れた点が多いと予想できるかもしれません。