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工法別・別荘建築の特徴とポイント(2)

在来工法

生かし方には無数のバリエーション

在来工法は日本独自のもの。垂直に柱を立て、水平に梁を渡しながらできる骨組みが建物の構造になります。ログハウスや2×4工法などが壁という「面」で建物を支えるのに対して、柱や梁などの「線」がつくる骨組みで建物を支えるのが特徴です。

骨組み構造であることは、間取りや仕上げに無数のバリエーションを与えます。斜面地で傾斜に沿って階段状に部屋を並べることもできれば、曲面状の壁をつくることもできます。骨組みに張っていく壁の仕上げは何でもいいし、壁を張らずに大きな窓にすることもできます。

弱点だった断熱性も改良されてきた

そもそも在来工法は、湿気を払う風通しのよい家を目指してきたため、断熱性は低かったのです。 ただ、最近では、断熱施工の工夫が施されるようになり、2×4工法などに劣らない性能を持たせることができます。ただし、より確実な工事が必要です。

■在来工法の特徴
デザイン まったくのお好み次第。柱や梁など線状の骨組みが建物の構造なので、それ以外の部分はどんなふうにもデザインできる mashinecut_210x166
断熱
気密性
最近では2×4工法などに劣らなくなってきた。ただし本来、断熱・気密性が弱点なだけに確実な工事が必要
間取り 各種工法の中で最も自由度が高い。大きな窓を取りやすく、外部とひとつながりの開放的な間取りもできる。増改築にも対応しやすい
コスト 3.3m2単価40万円のローコスト別荘から100万円を超える高級別荘まで、間取りや仕上げ、使う材料などによってピンキリ

2×4工法

面でつくる建物は頑丈。暖房の熱も逃がさない

断面寸法が2インチ×4インチの木を使って、建物をつくることから2×4(ツーバイフォー)工法と呼ばれます。北米の家を日本風にアレンジしたもので、2×4材を約45cm間隔で立てて、その両面に構造用合板を釘打ちして、パネル状の構造壁をつくっていきます。床や天井も同じ仕組みです。こうして、どの部屋もパネル状の「面」で囲まれた六面体のがっちりとした構造が出来上がります。

ここ数年増えてきた輸入住宅も構造の仕組みはほぼ同じ。ただ、2×6材などを使ったり、木を並べる間隔が違うなど、より海外の家づくりに近づいたものになっています。

熱を逃がさず広い部屋でもよく暖まる

壁という「面」でつくる建物は、すき間が小さく、そのため断熱・気密性に優れ、暖房の熱を逃がしにくいものです。少しの暖房で部屋は暖まるし、暖房を消したあとも長時間暖かさが残ります。広い部屋でも暖房効率が落ちないというメリットもあります。

■2×4工法の特徴
デザイン お好み次第の洋風デザインができるが、どちらかといえば北米風。サッシやドア選び、窓まわりのデザインに特徴が出る mashinecut_210x166
断熱
気密性
断熱・気密性ともに高い。そのために、湿気がこもりがちになるので、換気方法には十分に気を配っておく必要も
間取り 窓の大きさは限られるが、家の内部は広い部屋をつくりやすい。和室風の畳の部屋をつくることもできる
コスト 3.3m2単価60万円〜70万円くらいが一般的。ただし、仕上げのグレードなどによってピンキリともいえる