工法別・別荘建築の特徴とポイント(2)
在来工法
生かし方には無数のバリエーション
在来工法は日本独自のもの。垂直に柱を立て、水平に梁を渡しながらできる骨組みが建物の構造になります。ログハウスや2×4工法などが壁という「面」で建物を支えるのに対して、柱や梁などの「線」がつくる骨組みで建物を支えるのが特徴です。
骨組み構造であることは、間取りや仕上げに無数のバリエーションを与えます。斜面地で傾斜に沿って階段状に部屋を並べることもできれば、曲面状の壁をつくることもできます。骨組みに張っていく壁の仕上げは何でもいいし、壁を張らずに大きな窓にすることもできます。
弱点だった断熱性も改良されてきた
そもそも在来工法は、湿気を払う風通しのよい家を目指してきたため、断熱性は低かったのです。 ただ、最近では、断熱施工の工夫が施されるようになり、2×4工法などに劣らない性能を持たせることができます。ただし、より確実な工事が必要です。
|
2×4工法
面でつくる建物は頑丈。暖房の熱も逃がさない
断面寸法が2インチ×4インチの木を使って、建物をつくることから2×4(ツーバイフォー)工法と呼ばれます。北米の家を日本風にアレンジしたもので、2×4材を約45cm間隔で立てて、その両面に構造用合板を釘打ちして、パネル状の構造壁をつくっていきます。床や天井も同じ仕組みです。こうして、どの部屋もパネル状の「面」で囲まれた六面体のがっちりとした構造が出来上がります。
ここ数年増えてきた輸入住宅も構造の仕組みはほぼ同じ。ただ、2×6材などを使ったり、木を並べる間隔が違うなど、より海外の家づくりに近づいたものになっています。
熱を逃がさず広い部屋でもよく暖まる
壁という「面」でつくる建物は、すき間が小さく、そのため断熱・気密性に優れ、暖房の熱を逃がしにくいものです。少しの暖房で部屋は暖まるし、暖房を消したあとも長時間暖かさが残ります。広い部屋でも暖房効率が落ちないというメリットもあります。
|



